ハンコック 

2008/08/23 (土)

シネマハーベストウォーク(小山)にて鑑賞。先行上映に行ってきました。午後7時ころからの回でお客さん10人程度でした。もう少し混んでると思いましたが…。

飲んだくれで、人助けをしても街を破壊しまくりのハンコック(ウィル・スミス)。街中の人から嫌われている超人のお話。飛び立つときと、着地のときにいちいち道路を壊してしまうところがおかしかったです。

嫌われ者のヒーロー映画、という発想は松本人志監督の『大日本人』と同じですね。ストーリーは全然違いますが…。

たまたま、PR会社の営業マンを助けたことから、その営業マンからいかにすれば人から好かれるヒーローになれるのかとアドバイスを受けることになるハンコック。人気者のヒーローになるためにいろいろとテクニックを教え込まれるハンコックがけなげであります。

営業マンとハンコックの二人三脚で、ようやく町の人たちから感謝されるようになり、人気者になってめでたしめでたし、あ〜よかった…、と思いきや、後半大どんでん返しが…。実はもう一人、同類の超人がいたというお話。予想してなかった展開です。前半のイメージアップ戦略の話がどこかに行ってしまった感じ。

ハンコックシャーリーズ・セロンが普通のけなげな主婦役やってて、なんか物足りないな…と思ってたら、こういうことだったのか〜。でも、せっかく人気者になったハンコックが、街中であれだけど派手なけんかをしてしまったら、また前の嫌われ者にならないかと気になってしまった…。

映画の終盤は、なんかシリアスな夫婦愛的な展開にまたまた変わってしまいます。この辺は、特に感動まではいけませんでしたね。ちょっと、こじつけな設定で冷めてしまいました。

ということで、単なるおバカヒーローコメディだと思って観にいったら、後半で2ひねりくらい展開がかわりビックリな映画。観てる間は退屈しないけど、観終わって、とくに何も残らない、そんなウィル・スミス作品にはありがちな映画になっております。

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カンフー・ダンク! 

2008/08/16 (土)

夏季休暇も、もうすぐ終わりでさびしい限り…。シネマハーベストウォーク(小山)にて鑑賞。お客さんは、若者中心で10人足らず。

とあるカンフー学校を破門にされた青年が、ある大学のバスケットチームに入部し、大活躍するという、どこかで聞いたような台湾・香港・中国合作のアクション・コメディー映画。

タイトルやポスターデザインからして、チャウ・シンチー監督の『少林サッカー』から生まれた亜流作品であることは言うまでもありません。最近、『カンフー○○』という作品が多すぎです。これもチャウ・シンチー監督の『カンフーハッスル』以降、派生した現象でしょうか。

主人公の男の子(ジェイ・チョウ)が両親に捨てられ、カンフー学校に引き取られます。そこで、カンフーの達人にいつのまにか成長。特訓の過程はバッサリ省略されております。

主役の男の子のキャラが三枚目キャラなのか、いい男キャラなのか中途半端。あと、無口な役なので、何考えてるかいまひとつわからん。ジェイ・チョウくんが、酒場でカンフーを使って大喧嘩した結果、カンフー学校を追い出されます。ジェイ・チョウくんが、カンフー学校でボコボコにされる場面があるのですが、顔にちょっと傷がついた程度。髪型はきっちり整ってます。

ジェイ・チョウくんが入る大学のチームが中途半端に強いのもどうなんでしょうか。キャプテン役の男の子は過去を引きずってて、酒に溺れてる役。でもいい男でさらりとナイスプレイ。主力選手役の男子もジャニーズ系。この人もさらりとナイスプレイしてます。そんなチームに、カンフーの達人のジェイ・チョウくんが入部。ジェイ・チョウくんが入部する前と後でどう戦力アップしたのか、わかりづらいな〜。弱小チームの方が盛り上がるんですが…。

カンフー・ダンク!ジェイ・チョウくんがひそかに想いをよせるマネージャーの女子(「平山あや」に似てる…)がいるのですが、その恋のエピソードも中途半端。ジェイ・チョウくんがあくまでポーカーフェイスで演じてるので、感情移入できません。

バスケ大会の決勝で対決する相手の学校のチームがお約束どおり、反則攻撃。このチームもなんか中途半端なワルぶりで盛りあがりません。ちなみに相手チームのキャプテンもジャニーズ系で中居くん似です。

肝心のバスケットボールの試合場面ですが、それほど驚きはありませんでした。迫力がありません。決勝までの展開のツメが甘いので、手に汗握る試合展開にもなってません。イケメンが多数出演してますので、イケメン好きにはいいかもしれませんが、それ以外の人は、おすすめできません。

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ぐるりのこと。 

2008/08/10 (日)

今週ずっと、お盆休みで自宅におります。早速、109シネマズ佐野にて鑑賞。お客さんは10人程度。

ある夫婦のバブル崩壊後の約10年間を淡々と描いております。

妻の翔子(木村多江)はまじめな性格。子宝にも恵まれ、夜の生活の回数まできっちり決めたりして、幸せな新婚生活を始めたところであります。

法廷画家の夫カナオ(リリー・フランキー)。自然体のおじさんで、くつの修理屋さんから法廷画家に転身。くつの修理屋さんしながら、隙があれば何気にナンパしたりして、デレデレですけべなおじさんだったりします。

妻の翔子さんが、お子さんを亡くされてから、次第に精神的に病んでいきます。夫のカナオがいつもそばでやさしく見守っています。ただただ、見守るだけ…。リリー・フランキーさん、非常にナチュラルな演技であります。木村多江さんも抑え気味の演技で、繊細に演じられております。

映画の後半は、妻の翔子が絵に打ち込みながら少しずつ精神的に回復してゆきます。

ぐるりのこと。法廷画家って、うまいところに目をつけましたね。90年代を代表する事件の法廷場面が合間合間に差し込まれてます。「宮崎勤事件」、「オウム地下鉄サリン事件」などをモデルにして、リアルな法廷を再現しております。登場時間は少ないですが、加瀬亮さんをはじめ、被告役とか裁判官役などで、きっちりと自分の役割をこなしてます。

上映時間140分。当時を代表する事件の裁判場面を織り込みながら、夫婦10年間の浮き沈みを淡々と見せてくれます。特別ドラマチックな出来事が起きるわけではなく、ラストもサラリと終わるのですが、観終わってから、ずっと心に残ります。よいときも悪いときも一緒に乗り越えてゆく夫婦。夫婦についてあれやこれやと考えさせてくれる映画であります。

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ダークナイト 

2008/08/03 (日)

シネマロブレ5(小山)にて鑑賞。先行上映にて早速チェックしてきました。お客さんは10人くらいでしょうか。ようやくこの日が来たか…、という心境です。

「バットマン ビギンズ」の続編です。「バットマン ビギンズ」は大好きだった作品。今回は、ジョーカーの登場で期待はさらに高まります。監督は前作同様クリストファー・ノーラン先生。

ジョーカーがすごい。この人に怖いものなしであります。警察とか何とも思ってないんじゃないでしょうか。ヒース・レジャー迫真の最後の演技であります。ティム・バートン監督版「バットマン」でジャック・ニコルソンが演じたジョーカーはコミカルな演技でありましたが、こちらは、殺戮・破壊の限りを尽くしまくります。手抜きのない悪行ぶりで、悪役として言うことなし。生にもお金にも執着していないところが怖いです。ちなみに、ヒース・レジャーさん、今年の1月にお亡くなりになっております。

バットマンことブルース・ウェイン(クリスチャン・ベイル)。自分の会社の役員会議で余裕の居眠り。夜にバットマンやってるから寝てないのはしょうがないか。やはり、大金持ちじゃないとヒーローはできないんですね。バットマンスーツも自前なのでお金かかるんですね。

バットマンの影の協力者であるゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)。ゲイリー・オールドマンさんが普通の抑えた演技をされているのが新鮮であります。この人を起用した監督もすごいな。「レオン」とかで切れまくりの演技が強烈に記憶に残っている自分としては、バットマンを助けるほどの活躍ぶりも見せてくれて、ジョーカーとは対象的に冷静な頼れる警部補さんを演じています。市警本部長に昇進で、さらに次回作での活躍を期待してしまいます。

ダークナイトハーベイ・デント地方検事(アーロン・エッカート)。ゴッサムシティの犯罪撲滅に貢献していた彼が、ジョーカーの罠にはまってしまい、後半にトゥー・フェイスに成り下がってしまう過程が描かれます。誰にでも悪に染まる可能性があることを実証しようとするジョーカー。この辺のストーリーも奥が深いです。

ジョーカーが怖すぎるので、執事のアルフレッド(マイケル・ケイン)やルーシャス・フォックス(モーガン・フリーマン)が登場する場面は、ホッとしてしまいます。この2人もブルース・ウェインのよき理解者としてしっかりとサポートしてくれます。マイケル・ケイン、モーガン・フリーマンと贅沢な配役だな。

上映時間152分。これだけの内容の濃さでは納得の時間。アクションや技術面、脚本、役者さんとすべてに隙がありません、この映画。この夏の嫌な暑さを吹き飛ばす作品であります。口が裂けるほど?の傑作であります。

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ハプニング 

2008/07/26 (土)

シネマハーベストウォーク(小山)にて鑑賞。前夜祭(先行上映)があり、仕事終わりの夜7時からの回に行ってきました。公開を待ちきれないお客さんばかり、20人くらい集まってました。

ある日突然、人間が自殺をし始めるという事件が発生。その発生地域が徐々に広まり始めて…というお話。M・ナイト・シャマラン監督作品(『シックスセンス』『サイン』など)。

冒頭、読書してた女の子が首に針を刺して自殺。その他、あちこちで自殺発生。その自殺の地域が市街地から、主人公が住む地方に徐々に広がってきます。その原因が何なのか…、非常に気になりながら映画の展開を見守る自分。

ハプニング工事現場のビルの上から人が雨のように飛び降り自殺する場面、芝刈り機の前に自分で寝転がって…というエグイ死に方など、けっこう衝撃的な自殺場面が満載。死者数がどんどんカウントされていきます。

テロによる攻撃、植物から発せられる毒…などいろいろと仮説が立てられます。いったいどんなオチをつけるのか…とかなりひっぱってくれますね〜。

見えない何かから逃げまくるパニック映画というお金がかからない大胆な演出であります。とにかくどういう理由なのか知りたいという一点だけで最後まで集中して観てしまいます。さて、ラストのオチは…。かなりストレートな閉め方だ。ていうかオチを付ける気全然なし。非常に複雑な心境で、唖然として映画館を後にしたのであります。

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