監督・ばんざい! 

2007/06/03 (日)

6月3日(日)に鑑賞。久々に109シネマズ佐野で見ましたが,お客さん,パラパラでこの映画も(『座頭市』以外の)他の北野作品同様赤字かな・・と思わせる入り具合でした。

本編が始まる前に『すばらしき休日』というカンヌ映画祭用に撮った3分くらいの短編がまず同時上映。あれっ,もう終わっちゃった・・というくらいの映画でした。まあ,3分ですからね。

もうバイオレンス映画は撮らないと宣言した監督が,いろいろなジャンルの映画を撮りまくるというお話。北野武監督の第13作目になります。

TAKESHIS'』と同様,本作も自虐ネタの映画。 北野武監督は自分についてしまったイメージをぶち壊したがっているように見えます。今年のカンヌ映画祭では,世界中の大御所の監督たちの前でちょんまげのカツラをかぶって出てましたけど,まさにこの映画も,ちょんまげのカツラをかぶったような映画でした。

始まってから,いろいろなジャンルの作品に挑戦。特に,『ALWAYS 三丁目の夕日』をおちょくって作った『コールタールの力道山』は楽しめました。駄菓子屋のおばさんとのやりとりも懐かしい。これだけで1本の映画を撮ればいいのに・・。もったいない。このジャンルはもともと『たけしくん、ハイ』などで,お得意の分野ですね。

後半にSF映画を撮ることになるのですが,ここから登場の岸本加世子鈴木杏の詐欺師コンビと江守徹。この辺から徐々にシュールさがヒートアップ。この辺で,置いて行かれる人多かったんじゃないでしょうか?自分もついて行くのにやっと,いや,置いて行かれたかも・・。ただし,江守徹の壊れ具合(怪演)は見応えありです。鈴木杏のおバカ演技も新鮮。井手らっきょの「井手博士」もくせになるな・・,超くだらないけど。

これだけナンセンスな場面を見せつけられても,何なんだこれは・・何か裏の意味があるのかな,といちいち考えてしまいます。でも,そんなに深い笑いではないと思います。くだらないのに最後まで見続けてしまうのも不思議。笑えない場面も少なくない(多い)ですが・・。

監督・ばんざい!みんな~やってるか!』以来の確信犯的なおバカ映画・挑発的なギャグ映画ですね。おそらく北野監督は,この映画で既存の日本映画の各ジャンルを破壊しておきたかったんじゃないでしょうか。最後の最後で,いん石の落下により何もかも破壊してしまい,スッキリと終了。

何となく見に行ってしまうと大失敗するタイプの映画であります。予想以上のおバカ映画であることを覚悟の上で見に行ける人でないと・・。北野武映画ファンとしては,この映画で既存の日本映画を大爆発させた監督が,次に何を撮るのかがが無性に気になります。
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