しゃべれども しゃべれども 

2007/05/30 (水)

5月30日(水)に鑑賞。今日は休暇を取得しました。平日朝からゆったりと鑑賞できるかな,と思っていたら結構な混み具合でした。MOVIXでは水曜はレディースデイなので,女性のお客さんがかなりいてびっくりです。日曜日に見るのとあまり変わりありませんでした。

東京の下町を舞台に、ある若手の落語家(国分太一)の話し方教室に集った口下手な美女(香里奈)、クラスになじめない関西の少年(森永悠希)、解説のできない元野球選手(松重豊)らの交流を描いたお話。原作は,1997年度の「本の雑誌」ベスト10の第1位に輝いた長編小説だそうです。

それぞれの悩みを持つ3人。何か自分を変えたいと思って集まってきます。この3人に落語を教えることになる今昔亭三つ葉。この落語家もまだまだ半人前。自分しかできない落語探しの途中。全く共通点のない4人の交流が丁寧に描かれた温かい人情物語。国分太一くんは,落語家になりきっていて,ホントにこんな落語家さんいそうだな,と思わせてくれます。テレビで見て知ってるジャニーズの国分太一とはひと味もふた味も違い,いい仕事してます。

話し方がわからない美女を演じた香里奈は,無表情で無愛想な女性を,うまく演じてたと思います。性格悪いと美人でもブサイクに見えるんですね。いじめられっ子の関西弁をしゃべる少年役の森永悠希くんは,見事としか言いようがないです。この子の演技には笑わせてもらいました。この子が,いじめっ子を前に落語を披露するラストはウルウル涙目になってしまいました。師匠の伊東四朗は余裕の貫禄ぶりで脇を固めてます。

今昔亭三つ葉と生徒さん3人が,少しずつ成長していきます。次第に4人が心を通わせていく過程をじっくりと見せてくれます。3人が落語を特訓して旨くなる・・みたいな単純な話ではないです。元野球選手の湯河原(松重豊)は,結局落語を覚えなかったけど,この教室で何かが変わってたし・・。

しゃべれども しゃべれども落語家さんの日常やほおずき市,水上バスなど下町の風景などがさらりと描かれてましたが,とても癒されましたね。たまには,寄席とかに行ってみるのもいいかなと思わせてくれます。

人と人とのコミュニケーションがテーマ。不器用に生きる憎めない人たちの人情劇。映画のラストでようやくスタートラインに立った4人。こういう良質な日本映画が見られてよかったと思わせてくれます。レディースデイじゃなくて,通常料金払う価値あり。「江戸前」の「粋」なおすすめ映画であります。


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