バベル 

2007/05/04 (金)

5月4日(金)に鑑賞。GW期間中ということで,早朝からものすごい混み具合い(おそらく,「スパイダーマン3」目当てのお客さん)。チケットを買う行列に並んでたら,上映時間になってしまい,10時からの回はあきらめ,やむなく次の上映回のチケットを買う羽目になってしまいました。GW恐るべし。

モロッコの少年が放った一発の銃弾から始まる,モロッコ・メキシコ・アメリカ・日本を舞台にした,それぞれの悲劇の連鎖が描かれます。

それぞれの国で描かれるコミュニケーションの破綻。一つの事件から始まり,それぞれの国の悲劇がバラバラに描かれるが実はつながっているのでありますね。

公開前から菊地凛子のアカデミー助演女優賞ノミネートだけがワイドショーなどで話題になっていましたが,確かに彼女演じる聴覚に障害を持った女子高生のチエコは,他の共演者の中でも,特に強烈な印象を残しますね。彼女の存在感はすごいです。ただ,なぜ役所広司演じる父親とチエコとがなぜ不仲なのか,母親がなぜ死んでしまったのか,などディテールが描かれていないので,その変に不満は残ります。あと,チエコがやたら脱いだり(脱ぎすぎです。),挑発的な行動をとるのですが,あの辺の心理はちょっと自分にはわかりずらかったです。

ブラッド・ピットケイト・ブランシェットの離婚しそうな夫婦も,同じくその不仲の背景が省かれています。その辺は,観ている側の想像にまかせるという意図なのでしょうか。

菊地凛子と同じくアカデミー助演女優賞ノミネートになったアドリアナ・バラッザ。彼女が演じるベビーシッターのエピソードが一番納得できました。自分の息子の結婚式にどうしても出席したい気持ちから,悲劇につながってしまう展開に見入ってしまいました。

バベル上映時間143分。じっくりと観させてもらいました。細かいところで,多少不満はあるものの,特に長いと感じさせることなくみせきってしまうアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督(「アモーレス・ペロス」,「21グラム」)の手腕はやはりすごいと思います。それぞれの国で心を通わすことのできない人たち。見終わった後,ずっしりとこの作品のテーマについて考えてしまいました。

菊地凛子のアカデミー助演女優賞ノミネート効果でGWに全国拡大ロードショーされちゃってますが・・・,娯楽映画と思って,お気楽に見に行ってしまうような映画ではないですね。

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テーマ:バベル - ジャンル:映画

コメント

はじめまして、「スパイダーマン3」ともにTBさせて下さい。

鑑賞中より、観終わってから色々考えてしまう映画でした。

eriさんへ

ど~も,はじめまして。こんにちはv-22

TBしてもらって,結構ですよe-68
「バベル」,なかなか大人の鑑賞に堪えうる作品でしたね~。GW中はお子様向けが多いですからね。

頭使う映画ですね。この映画好き!とかそういう風にはならないけど。

TBさせてください。

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