魂(たま)萌え! 

2007/02/11 (日)

2月11日(日)に鑑賞。やはり,客さんは,年配の大人な方々がほとんどでした。購入したパンフの色がやたら鮮やかだな・・。

桐野夏生の同名小説を『どついたるねん』『亡国のイージス』の阪本順治監督が映画化。『パッチギ』,『フラガール』などを制作したシネカノン作品であります。平凡な59歳の主婦敏子(風吹ジュン)が,夫(寺尾聰)の急死によって第二の人生に目覚めていくというお話。

主演の敏子さんを演じる風吹ジュンの演技がすばらしい。とてもキュートでした。突然夫に先立たれた敏子さんに次々襲いかかるトラブル。息子たちとの相続問題,夫の愛人の出現などなど・・。夫の生前のことを実はよくわかっていなかったことを思い知らされる敏子さん。ハラハラすると同時に声援を送りつつ観てました。

亡き夫の携帯に夫の愛人(三田佳子)からの着信,という展開も怖いです。愛人と敏子さんとの静かなバトルも見ごたえ十分。何気ない会話やしぐさから目が離せませんでした。お線香にあげに来た1度目のバトルと愛人の経営するそば屋での2度目のバトル。バトルと言っても殴りあうわけではありませんが・・。いずれもすごい演技合戦であります・・。

困ったときにいろいろと世話を焼いてくれる仲良し友達3人組(藤田弓子,由紀さおり,今陽子)が出てくるとほっとする感じでなごみました。みな自然な演技で,ほんとの友達みたい。このお友達もキュートで元気です。やはり,持つべきものは友なのでありますね・・。

敏子さんがプチ家出するカプセルホテルの変な住人のおばあさん(加藤治子)とのエピソードもおもしろかったです。かなり記憶に残るキャラでした。しかし,ただの変なおばあさんではなかったんですね・・。

魂萌え!この映画に出てくる男たちがみな情けないのも印象に残りましたね。特にラブホテル前で敏子さんにふられた男(林隆三)が,自宅に夕飯の連絡をするところは笑えました。この映画に出てくる女性がみなしたたかな感じなので,余計に情けなさが目立ちます。

初めのうちは,あたふたしていた敏子さん。渡る世間は鬼ばかり・・の世間の荒波にもまれ,次第にたくましくなって自立していくところが見所。終盤では,映写技師を目指し始める敏子さん。観ている方も応援しつつ,ラスト近くの晴れやかな表情を観てしんみりと感動してしまいました。


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