キサラギ 

2007/07/21 (土)

7月21日(土)に鑑賞。109シネマズ佐野では本日より公開。20〜30人位の客入りです。

自殺したC級(D級?)アイドル如月ミキの1周忌に集まった5人のファンたち。そのうちの一人が彼女の死の真相について語りだし・・・という密室型推理・コメディー映画。あの「シムソンズ」の佐藤祐市監督作品。

如月ミキのファンサイトの常連さん5人が集まって、1年前に自殺?した如月ミキを偲ぶ会を開くのでありますが、話は想定外の展開の連続。いや〜、スクリーンに釘付けでありました。ストーリーのおもしろさで引っぱりまくる密室劇。楽しい時間はあっという間に終わってしまうとはこの映画のことであります。

小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅、香川照之の5人がそれぞれ演技の火花を散らして、笑わせてくれます。主に登場人物5人だけ。ある部屋の中だけで展開する話なのに単調にならずに、飽きさせない演出。テンポももちろんよし。さすが佐藤祐市監督。「シムソンズ」での演出ぶりはまぐれではなかった(失礼)。

前半は、ネット上だけで知り合った5人が初めて顔を合わせます。5人の登場場面だけで笑えました。後半は、話が二転三転どころか、四転五転・・と展開。前半の会話の中に何気なく伏線が張り巡らされていることに気づかされるのであります。

5人ともすばらしいのですが、個人的には「家元」役の小栗旬がよかったかな。一見イケメンな俳優さんなのに、こういうアイドルおたくな男もできるとは、関心してしまった。ベタなおたくではなく、二枚目的な部分もしっかり残しつつまじめでしがない?公務員を演じているところもよかったです。あと、「イチゴ娘」役の香川照之もかなりあやしかった。うまいな〜、この人。

キサラギ如月ミキが大好きなキャラクターの「ラッキーチャッピー」など、細かい小道具まで作り込んでいて手抜かりなし。あと、如月ミキがはっきり顔を見せない演出がにくいですね。終わりまではっきり姿を見せないのかな〜と思ってたら、最後の最後に大磯ロングビーチで歌いながら登場。さすがC級アイドル。アキバ系っぽく、如月ミキの歌に合わせて5人で踊るラストに拍手です。

この映画、ストーリーなど予備知識なしで観た方が楽しめます。散々笑わせといて、最後の最後にはじーんと泣かせるとは・・(一滴の涙が・・)。美しきおたく魂を描いたとにかく笑えるワン・シチュエーション・コメディでありサスペンスなおすすめ映画です。


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サイドカーに犬 

2007/07/18 (水)

7月17日(火)に鑑賞。最近映画観てない日が続いてしまったので、足もとの悪い中(といっても車ですが)、仕事帰りにふらっとMOVIXに寄って観てきました。火曜日夜なので、お客さん一人もいないかと思ったら、10人位は来ててちょっと意外。

1980年代の夏。内気な小4の薫(松本花奈)とお父さんの愛人ヨーコさん(竹内結子)との心の交流を描いたひと夏の物語。根岸吉太郎監督作品。

お母さんが家出してしまい、その代わりにヨーコさんという謎の美しい女性が食事をつくりに現れるという一見どろどろした設定なのにさわやかな映画です。薫の思い出の夏として、過去を振り返る形式の映画になっています。

自由奔放でさっぱりとした性格の女性なのに、どこか影があって・・と難しい役どころですね。竹内結子が久々の復帰作とあって、とても魅力的に演じています。型破りで、かっこいい。この映画を観た人は、男女を問わず、みなヨーコさんを好きになってしまうと思います。

小4の薫は、ヨーコさんとは対照的に、表情はほとんと変わらないのですが、実はいろいろと考えているという繊細な女の子。ヨーコさんの大胆な行動にいつもびっくり顔してて、かわいいですね。この薫を演じた松本花奈も竹内結子と堂々と渡りあってます。小4らしさもあり、大人びた面もありでうまいですね。

お母さんから禁止されていたコーラを初めて飲んだり、補助輪なしで初めて自転車に乗れた夏。ヨーコさんと一緒に過ごした夏は薫にとって、忘れられない夏になったことでしょう。

サイドカーに犬パックマン」とか「ガンプラ」など、80年代当時のものも随所に出てきてなつかし〜ですね。

最後に突然訪れる薫とヨーコさんの別れ。ドラマチックな別れの場面を勝手に期待してたら、さらっと流されてしまった感じで、あくまでも軽い、ふわっとした映画になってます。この世界観は嫌いじゃないです。見終わって、薫と同様、ヨーコさんのことが忘れられなくなるひと夏の思い出映画です。

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