父親たちの星条旗 

2006/10/28 (土)

10月28日(土)に見てきました〜。年配層と男性のお客さんが多かった気がします。

『ミリオンダラー・ベイビー』のクリント・イーストウッド監督の最新作。今回,イーストウッド監督は,製作と音楽も兼ねてます。音楽もされるとは・・・。スティーブン・スピルバーグも製作に加わっており,最強のコンビといった感じ。

第二次世界大戦時の「硫黄島の戦い」をアメリカ側の視点から描いた戦争映画。12月9日には,日本側の視点で描いた『硫黄島からの手紙』が公開予定です。

「硫黄島の戦い」で,英雄にされてしまった3人の兵士の過去と現在を織り交ぜつつ描かれています。「硫黄島の戦い」場面は,隠すことなくありのままの戦闘場面が描かれ,目を覆いたくなるような悲惨な場面も多々ありました。スピルバーグの『プライベート・ライアン』を思い出してしまった・・・。今作では日本兵は,ほとんど顔が見えません。

戦争からは英雄なんか生まれるはずがない,という監督の思いが淡々と語られています。国の思惑で,戦争の資金集めに都合よく利用されてしまった3人の若者たちのその後も残酷。監督の語り口は静かで,声高な感じにはなっていません。見終わってから,いつまでも心の中に監督の主張は残ります。

父親たちの星条旗ちょっと残念だったのは,主人公の3人以外の戦友たちの顔と名前が一致しなかったことです。人数が多くて覚えられず・・・。みんな軍服着てて特徴ないし・・・。

当然,『硫黄島からの手紙』も見るしかないですね〜。日本側の視点ではどんな映画になっているのか,この映画を見たら絶対に見たくなります。しかも,イーストウッド監督+渡辺謙主演だし・・・。とにかく,今作は,大人向けのしっとりとした反戦映画となってます。


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ブラック・ダリア 

2006/10/14 (土)

10月14日(土)に観てきました。結構,年配のお客さんが多くて意外。昔からのデ・パルマファンかな・・・。

巨匠ブライアン・デ・パルマ監督の最新作。「殺しのドレス」「ミッドナイトクロス」「ボディダブル」「カリートの道」などなど彼の過去の作品で,好きな映画はたくさんあります。ということで,今作も速攻で鑑賞。

この映画の『世界一有名な死体』って,「ツインピース」の『世界で一番美しい死体』のローラ・パーマーとダブるな〜。

「L.Aコンフィデンシャル」の原作者でもあるジェイムズ・エルロイの同名小説の映画化。40年代のロサンゼルスで,女優志望の女性が惨殺された「ブラック・ダリア事件」を捜査する刑事のお話。

映画の前半,主人公2人のロス市警名コンビ誕生からブラック・ダリア事件が発生するまでの活躍ぶりは快調なテンポで画面に引き込まれました。ロス市警名コンビと相方の恋人とのドリカム(3人の頃です)状態な三角関係も最初は順調な感じでよいですね。

ブラック・ダリア事件」が発生してからの後半は,主人公らが皆おかしくなり始めます・・・。主人公バッキー・ブライカートを演じたジョシュ・ハートネットは,終始クールな演技でよかったです。この映画の登場人物たちは,主人公を含めてみな善人じゃないのがいいですね〜。

ブラック・ダリア自分としては,ブラック・ダリア事件自体にはあまり引き込まれませんでした。あと,事件の関係者が入り組んでくるとちょっとついて行くのにやっとな感じ。ラストの事件の真相が明らかになってきてもそれほど驚かずな感じ。ふ〜ん,といった具合。納得したような・・・。はて,あの結末でよかったのかな?

当時のロサンゼルスを震撼させた実際の迷宮入りの殺人事件を題材にしているそうですが,残念ながら,映画の方はそれほどセンセーショナルな出来にはなっていないようです。

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レディ・イン・ザ・ウォーター 

2006/10/07 (土)

10月7日(土)に見てきました。お客さんは,館内ガラガラ状態で10人くらいしか入ってませんでした。これだけでちょっと嫌な予感。

M・ナイト・シャマラン監督の最新作。この監督の作品は,「シックス・センス」以降すべて見てます。アメコミ好きの自分としてはシャマラン流ヒーロー映画の「アンブレイカブル」はかなり好きな作品です。

アパートのプールから突然現れた謎の女性ストーリー(ブライス・ダラス・ハワード)。そのアパートの管理人(ポール・ジアマッティ)が彼女の出現の謎を解いていくというファンタジードラマ。

こういうファンタジーな映画は基本的には好きです。しかし,この映画は何かが足らない。特に,アパートの住人たちがナーフ(水の妖精)のことをすぐに信じてしまうあたりはリアリティがない感じがしました。ファンタジーといっても,その辺は譲れないところですかね・・・。

韓国系のあばさんのおとぎ話が現実と一致していく・・・といった展開もちょっと調子よすぎじゃないかな〜といった感じでした。アジア系の人が不思議な話を知っているという設定もしらけるし・・・。

レディ・イン・ザ・ウォーター主演のブライス・ダラス・ハワードは,「ヴィレッジ」でも好演してましたが,今作でもいいですね。水の妖精っぽい。ポール・ジアマッティもさえない管理人役が相変わらずはまってました。さえないけど嫌みのない演技がうまい。


この映画が描こうとしている世界観は嫌いじゃないのですが,今ひとつ乗れませんでした。惜しい・・・。一言でいうならば,シャマラン流ベットタイムストーリー。後半,確かにちょっと眠くなってしまった残念な映画です。

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